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秋の夜長の読書三昧
2018-11-18
本好きの皆さん、こんにちは。本、読んでますか?寒くなってくると、なんだか本が恋しくなる時期だなぁ、と私は思います。
とはいえ、どうしても日々仕事をしていると、ゆっくり読書をする時間が取れず最近はエッセイや漫画ばかり読んでいました。
以前ご紹介したような、トイレで読むのにぴったりです!みたいな本です(笑)
それはそれでもちろん面白いのだけど、久しぶりにどっぷり読書に浸りたい、という気持ちがムクムクしていました。
それに、部屋の片隅にずっと積読されている本が増える一方なのも気になっていたのです。
そうそう、読書好きの皆さんの自宅には、積読、ありませんか?積読とはつまり、買って自宅においてあるものの未読の本、のことです。私の部屋にも正直たくさんあって、どんどん増えていくのですが、以前東大教授のインタビューで「読み切れるかどうか心配する時点で損している。買わない時点で読む選択肢が消えるし、二度とその本に出合わないかもしれない。だからとりあえず買って、置いておく。手元にあればいつでも読めるし、本は腐らない。」というような言葉があり、「そのとおり!」と私自身非常に勇気づけられました(笑)
 
そんな積読の中にあった「かがみの孤城」を今日は読みました。この本は良いらしい!という噂は聞いていましたが、本当に素晴らしかったです。とても繊細な物語で、未熟な人間関係に翻弄される中学生の心理がこれでもか、というほど的確に表現されています。人間関係に息苦しさや永遠にも感じるような閉塞感を持つ中学生たちが、共に支え合いながら立ち上がっていく姿は頼もしく感動しました。子を持つ親としても、元子供の自分自身としても胸を打ち、少し重たい内容が序盤は出てきますが、ページを捲る手は軽く読み進めることができました。伏せんの回収という意味では、ほぼほぼ予定調和で進んでいくのですが、わかっていても感動する、というような物語です。
辻村氏の作品は初めて読みましたが、他の本もぜひ買ってみたいと思います。・・・こうやってまた積読が増えていく、ということなのですね(笑)
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